にがくてあまい午後

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DOWN BEAT

1 邂逅

私と雅人は、チャットルームで知り合った。
 当時、私は2LDKのマンションで、折り合いの悪い父の介護をしながら、嫁き遅れかかっていた。だから、設定は「24歳上の夫を持つ人妻」とした。
 37になって「独身」と言うと、男は警戒する。…それに、男は「人妻」が大好きだ。人のものを、横取りしたがるのが男だから。
 雅人の、チャットルームの待機メッセージは、こうだった。
「女に生まれてきたことを、後悔するような羞恥攻め、悶え狂って下さい」
 入室。
「こんばんは。どうしたの?」
「…私、父が5億円詐欺に遭って、24歳年上の主人に売られました」
「成程、欲求不満なんだね」
「ええ。…でも、それだけじゃなくって…」
「え?」
「実は…1年前、夫の部下に犯されてしまって」
「それ以来、歓びを覚えてしまったんだね」
「はい」
「僕が…満足させてあげよう。輪ゴムと、歯ブラシと歯磨き粉と、きゅうりを冷蔵庫から持って来なさい」
「はい」
乳首は、輪ゴムで固く縛りつけられた。
「弾いて」
「あ…あぁ」
「淫乱な声が、聞こえてるよ」
 PCに接続してある、イヤフォンから雅人の冷酷な声が聞こえてくる。私の、いやらしい喘ぎ声も、マイクを通して筒抜けになっている。
「それから、おまんこを歯ブラシで擦りなさい。歯磨き粉をたっぷり塗り込んで…。綺麗に磨くんです」
 ひんやりして、気持ちがいい。と、言うより脳天が、酩酊して濡れてきている。 
「あ…あ…あ」
「気持ちよさそうじゃないか」
「逝…く」
「まだだよ。きゅうりを、出し入れしなさい」
「い…や…」
「いやじゃないでしょう?」雅人の声は、高圧的になった。「正直になりなさい」
「はい」
きゅうりは、ぼつぼつが、膣の内側にざらざらして私は…。
「あああぁ」
「これが、したかったんでしょう」
 それから。
 私はローターを買った。…言うなりに、オルガスターも買った。
「今日はね」
「え?」
「オルガスターを淹れたまま、エロ本を買いにゆきなさい。若い男の店員のいるコンビニにね」
「…そんな」
「スイッチは、入れないでも許します。ミニスカートにノーブラ、ノーパンで行くんですよ。言う事聞かないと、お仕置きです」
 私は、オルガスターを紐で固定すると、黒いストッキングを履いて、ミニスカートに、ノーブラで白いシャツを着て、ジャケットを羽織り、そのまま近所のコンビニに向かった。
「いらっしゃいませ」
 ニキビの出来た若い店員が、同僚と楽しげに笑っている。私は、エロ本の棚からすばやく「凌辱人妻・中出し」を抜き出すと、ファッション雑誌の下に重ねた。
 何ということはなかった。
 でも、若い男の店員は、慌ててエロ本を裏返して袋に入れると、口角を上げてにやりと嘲笑ったように見えた。
「1680円です」
「はい」
 私は、走り出すように外に出た。日差しが眩しかった。そのまま、マンションまで人眼を気にしながら速足で歩いた。エレベーターを、死ぬ思いで昇ると、部屋に駆け込んで、エロ本を開くとオルガスターのスイッチを思い切り強にした。 
 あ。 
あ・あ・あ。
私の欲しいものは…
雅人。
42歳で、妻子持ちで、眼鏡の奥の視線が、切れるように思える雅人。
 でも、私は何故、こんなにも雅人に執着するのだろうか。
『女に生まれた事を、後悔して下さい』
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