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第9章

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ぐったりと、ソファに横になった葵の横で、凱男は茶封筒から出した葵の原稿を、一心に読み耽った。

「こいつは及第点だ」

「ほんとですか?」躰を起こした葵は尋ねた。

「ああ、よく出来ている」

「・・・」葵は、嬉しさに有頂天になった。凱男は何気なく続けた。「ただし・・・」

「ただし?」

「気になることがある。他の子から聞いたんだけど、君、教会に通ってるんだって?」

「はい」

「なんで?」凱男は珍しく強い語調で言った。

「母方が・・・クリスチャンですので」

「ふうん」凱男は、原稿をローテーブルの上に放り投げると言った。「気に、入らないな」

「どうしてですか?」

「・・・僕の本名、知ってるかい」

「いえ」

「神、だよ」

「神様・・・?」

「ちがう違う」凱男は手を横に振って言った。「しん、と読むんだ。神イコールSIN、すなわち罪と言う訳だ。こいつは最高だろう」そういって凱男は大笑いした。

「・・・」

「要するに、だ」凱男は続けた。「君に神様は要らない」

「・・・」

「僕が君の神であり罪だ。それで十分だろう。・・・神様は、ふたり要らないね」

「それは・・・違います」

「なにがどう違うんだ」凱男は声を荒げた。「わたしは・・・ただ・・・」葵は言った。

「ただ?」

「先生を救いたいと」

凱男は、背を仰け反らせて大笑いした。「こいつは傑作だ」

「だって・・・今のままでは、あと数年で」

「そう」凱男は言った。「死ぬかも知れないね」

「それはいやです」葵は悲鳴をあげた。「何が?何がいやなんだ?」「先生が死ぬのはいやです。だからお酒をやめて欲しいと」

「ふ」凱男は低く笑った。「老人の躰は、醜いと思わないかい」

「!」

「俺は、やりたいことだけやって死ぬ。天寿をそうやって全うする。誰にも邪魔はさせない」

「そん・・・な」

「どう?教会をやめる決心はついた?」凱男は優しく聞いた。

葵はかぶりを振った。凱男の中で、なにかが炸裂するように起動した。「僕はね」

「え?」

「自他共に認めるサディストだが、女性に暴力を振るった事は一度もないんだ」

「・・・」

「しかし」凱男は続けた。「気が、変わった」

「!」

凱男は、まだ着ていた上着を脱ぎながら言った。「僕は女性のいやがる事は絶対にしない。だが、女性が本当にして欲しいと思った事は、躊躇いなくする主義だ。こんな男のマンションに上がり込んで、その気はありませんはないだろう」

「やめて」葵は悲鳴をあげた。

「やめない」凱男は、強い力で葵の手首を抑えつけた。「おまんこに入れて欲しいですって言ってご覧」

「いやああああ」

「いやでも入れる!」凱男は、葵の口を乱暴なキスで塞ぐと、いきなり熱い一物を葵の秘部に射し込んだ。貫通された葵は、声にならない声を発した。「気持ちいいよね」そういうと、凱男は腰を激しく動かした。

「!!!」

「ふふっ、初めてでもない癖に」

「いやあーーーっ」

「感じて、いるじゃないか」

「あ、あ、あ」

「僕に命令するな、二度と!二度とだ」

「あああああーーー」

葵は、漆黒の髪を振り乱して凱男自身に全身を貫かれたまま、まだ一度も知らなかった絶頂を迎えていた。
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