にがくてあまい午後

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第10章

やがて、気絶している葵の横で、凱男は黙って冷たく絞ったタオルを、葵の額の上に乗せた。

「先生」

「すまなかった」凱男は今までにない震える調子で言った。

「いいえ」

「・・・つい、かっとなった。悪気はなかった。許して欲しい」

「いいん・・・です」葵は少し咳込んだ。

「これ」凱男は、手にしたブランデーグラスを葵に手渡した。「わたし・・・お酒は」

「少しでいいから飲みなさい。躰が温まるよ」

葵は、琥珀色の液体を少し舐めるように飲んだ。

「すまない」

「いいえ」

凱男は、天井を仰ぎ見るように言った。「君は馬鹿な子だね。・・・僕の言う通りにしていれば、例え手脚を金鎖で縛っても、やさしくあそこを舌で愛撫してあげるのに」

「はい」

「え?」

「言う・・・通りにします」

「・・・」

「素直に、なります」

「覚悟がついたの」

「わたし・・・先生を決して見捨てたりしません。何でも、言う事を聞きます。どんな格好でも、どんな辱めでも受けます」

「そうか」そういうと、凱男は葵を、躰ごと抱き上げてソファから持ちあげた。「先生」

「いいんだよ・・・。これからは、虐めたりしない」

「・・・」

「その代わり」凱男は続けた。「僕の足の指を舐めなさい。それから、剃毛をするように」

「え」

「できる?」

「今晩から、します」

「ひげそり持ってるかい?」

「いいえ」

「少し、鋏を入れてから剃りなさい。痛いからね」

「は・・・い」葵は少し震える声で言った。

「いい子だ、ふふ」

「じゃ・・・」

「待ちなさい」

「え?」

「ここで、していきなさい。君、お風呂にも入りたいでしょう?バスルームにお湯が張ってある」

「はい」

葵は素直に頷くと、凱男に指示されるままに、豪華な大理石のバスルームに入った。「ドア、閉めるよ」

ひとりきりになった葵は、静かに浴槽に身を沈めた。バスルームには、髭剃りしか見当たらなかった。思い切って、石鹸をよく泡立て、恥毛に歯をあてると、みるみる内に、秘部のすべてが顕わになった。足のつま先ががくがくした。

(先生)

(私は、とうとう、先生のものになる)

パンティなどと言うものは、恥毛に比べれば余程薄っぺらなガードだったのだ。

(これじゃあ・・・裸で街を歩いているよう)

(恥ずかしい)

(恥ずかしい)

(だけど)

表のリビングでは、凱男が平然と高級煙草の煙をくゆらせていた。
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