にがくてあまい午後

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第11章

葵がバスルームから出ると、凱男は寝室にいざなった。・・・黒いカーテンにマホガニーの家具が洒落た様子で配置してあった。葵は、震える下腹部を、凱男のバスローブで包んでいた。

「ま、そう緊張しないで」

「はい」

「僕がね」凱男は煙草の火を消しながら言った。「何故、剃毛を薦めたかわかる?」

「いえ・・・」

「少女のようで」凱男は続けた。「それでいて淫らで・・・何も隠せず・・・ラビアも何もかもあからさまだ」

葵はぞくっとした。「君、自分に正直になれない性質でしょう」

「はい」

「だから」凱男は続けた。「わざと、剃らせたの。脱いで」

葵は、おそるおそるバスローブを脱いだ。凱男は優しく微笑った。「素敵だ」

「・・・」

「僕の前ではね、淫らな君の本性をすこしも隠さなくていいんだよ。足を開きなさい」

「え」

「いやなの?」

「恥ずかしい・・・です」

「じゃ」凱男はベッドサイドに腰掛けた。「僕の、足の指を舐めて御覧。きっと、安心するから」

葵が、凱男の足に唇を近付けようとすると、凱男の厳しい声がした。「四つん這いだ。君、僕の犬だから」

「犬・・・」

「そのものだよ、君は」

葵は諦めて、全裸で四つん這いになった。犬のように、惨めな姿で頭を下にし、凱男の足の親指を口に含むと何故か涙があふれてきた。「あ・・・」

「もっと」

葵は、凱男の足の指を次々とゆっくりと吸うように舐めた。「う・・・」凱男が声をあげた。

「先生」

「もっと」酔うような調子で凱男は言った。「全身を」

立ち上がった葵と凱男はもつれるようにベッドに倒れ込んだ。凱男の躰は、男性特有の体臭がきつかった。葵は、脚から順に、だんだん上へ舌を動かして行った。再び、男根を口に含むと激しく吸い上げた。

「う」

「・・・」

「見せて」ようやく凱男は言った。「君自身を」

凱男の顔の上に、葵は馬乗りになる形になった。もう、蜜はあふれ過ぎるほどしたたっていた。凱男は、舌の先でちょろちょろと葵自身を舐めた。

「全部見えちゃってるよ」

「はぁ、はぁ、あ」

「すぐ、逝っちゃうよ」凱男は、舌を離すと言った。そしてまた舌先でつつくのを続けた。

(その通りだ)

(こんな・・・無防備な花芯では・・・感じ過ぎてしまう)

「あっ・・・」

「ふふふ」

「あああああ」

「逝く?また?何度、逝ったら、気が済むの」

「逝・・・く」

突然、ベッドルームの扉がばんと開いた。赤いボックス型のミニワンピースを着た実花が、そこに立っていた。

「先生?」

「おや、実花」凱男は全く動ぜずに言った。「お帰り」

「!?」

「どうしたの、蒼白な顔をして」

「あらぁ、お邪魔しちゃったのね」実花も平然と言った。「この、泥棒猫さん。ただいま先生」

「い・・・や」

「何がいや?3人でしようよ。ふふ、君、僕の事信頼してるでしょう?」

「いやあああっ」

「そうか」凱男は、実花を抱きしめながら言った。「信頼はしてるけど、信用はしてないんだ。可愛い実花、お帰り」

・・・葵は、リビングに駆け出すと服をがたがたしながら出来るだけ急いで着た。それから、上着をひっつかむと、雨の新宿の街へ一散に駆け出して行った。
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