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第15章

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その晩、葵はまたユニットバスで、一度棄てた剃刀で丁寧に、恥丘をまっさらにした。それから、水色のバスローブに身を包んで、髪をブローした。・・・下半身は、はしたないほどに濡れて滴っている。

葵は気を取り直すと、PCに向かった。しかし、筆は思うように進まなかった。

(先生)

(先生)

(だめだ・・・先生に、どう思われるかと考えてしまう)

次の土曜日、最初に読み上げられた原稿は、紗希子のものだった。

めずらしく、葵がしょんぼりして講義用にわざわざ新しく買ったタブレットを鞄にしまっていると、主税がすぐ横に来てそっと耳打ちをした。

「また、明日いらっしゃい、ね」

「はい」葵は半分嬉しく、半分不安なままに答えた。「行きます」

その日曜日。

珍しく、葵は自分でも気づかぬ内に派手なビビッドピンクのオープンブラを選んでいた。さすがに、上には厚地のデニムのウエスタン・シャツを着て、下にはロングのフレアースカートを纏った。

電車の中で、居心地悪そうにしている葵に、幾人かの男が不躾な視線を投げかけた。(やっぱり・・・)

やっとの思いで、繁華街を抜けて凱男のマンションのドアを開けた葵を出迎えたのは、何と実花だった。

「あら、いらっしゃい」実花はトレードマークの真っ赤な唇で微笑んだ。

「帰り・・・ます」

「あら、いいのよぉ」

「そうだよ」後ろから、凱男の無情な声が響いた。「いいんだよ葵。入って、いらっしゃい」

逃げ出そうとした葵の後ろにすばやく実花は回って、ドアを後ろ手に閉めた。「うふ」

「お仕置きの日だ」凱男は浮き立った声で言った。

「いや・・・です」

「いや?」凱男は実花の肩を抱きながら言った。「君、こういうの大好きだよねぇ」

「あら、そうなの?」実花は唇を歪ませて笑った。「ここで、見てるのよ」

「何・・・を・・・」

「決まっている」凱男は上着を脱ぎながら言った。「今日は、君は部外者だ」

「原稿書けない泥棒猫さん、見てらっしゃい」そういうと、実花はあっさりと服を脱いだ。

凱男と実花は、そのままリビングのソファで戯れはじめた。葵は、肩からかけたアニエス・ベーのバッグもそのままに、がたがた震えていた。

「せ・ん・せ・い」

「可愛い僕の猫ちゃん」

全裸になった二人は、やがて激しく腰を動かし始めた。・・・葵は、立っていられなくなり、床に半分腰をついていた。

(いや)

(いや)

「葵」凱男のいたぶる様な声がした。「どうだい?」

「・・・」

「感じる、だろ?」「ふふっ」

(濡れて・・・来ている。厭なのに。厭なのに)

「そこで、一人でしなさい」凱男は大声で宣言した。「で、ないともう君の原稿は見ないよ」

諦めた葵は、追いつめられた小動物のようにシャツのボタンを外した。運悪く着てきた、ビビッドピンクのオープンブラからEカップの胸がはみ出した。

「あらぁ」実花は、凱男の上に馬乗りになったまま嬌声をあげた。「いやらしいぃブラ」

「・・・」

「するんだ」凱男は命令した。「下も、全部脱ぎなさい。そしてそこでオナニーするんだ。ふふん、どうせその分じゃオープンパンティだろう、な」

「きゃ」実花は言った。「い・ん・ら・ん」

どうしようもなくなった葵は、ピンクのオープンパンティに手をかけて、すがるような眼差しで凱男を見た。しかし、凱男は言った。「それも脱ぎなさい」

葵は、無防備な姿で半分泣きたい気持ちでオナニーを始めた。「この子パイパンじゃないのぉ」

「ふふ、実花はハート型に剃ってるんだよね」

そう言うと、凱男は実花の顔の上にふんだんに射精した。実花は無邪気に喜んだ。「せんせい」

「君は、頑固だからこれはしてあげない」凱男はそう言い切った。

(どうして)

(どうして)

(こんな・・・事に)

はっと葵が気づくと、目の前に凱男のそれがあった。「綺麗に口で掃除しなさい。今日のお務めだよ」

葵が、凱男自身を口に含むと何故か一瞬の安心感があった。しかし、更に凱男は続けた。「実花」

「はぁい」そう、応えると実花は、葵の手の空いた秘所に、すかさず細い指を突っ込んだ。「!」両方の口を刺激されて、背が蛇のようにうねった。

「ふふふ」実花の指の動きは巧みだった。

「あ」

「あああ」

「面白い・・・おもちゃだ」

「あっ、あっ、あっ」

「どM」実花はそう嘲ると、指の先をくいっと曲げた。「!!!」

「逝っちゃったみたいねぇ」

「葵・・・気持ちいいだろう?お仕置きは」

葵は、屈辱と押し寄せる究極の快感のはざ間で、涙を溢しながらただ疼く躰を揺らしていた。
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