にがくてあまい午後

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童話のようなもの

神さまが落ちてくる

かごの鳥は、ある日、かごのカギが開いているのに気がつきました。
そおっと戸を開けて、外に出てみました。
羽がよわっているのか、あまり飛べません。
でも、勇気を出して、窓の外へ羽ばたいてゆきました。
川を越えて、山を越えて、
ふと羽をやすめていると、一匹のカエルに出会いました。
カエルは言いました。「君、傷だらけじゃないか」
気づいてみると、長いこと羽繕いをしていなかったので、
綺麗だった羽はぼろぼろでした。
でも、カエルは言いました。「空を飛べるなんてとても素敵だ」
「そうかしら?」かごの鳥は言いました。
カエルはかなしそうに言いました。
「ぼくはいっつも、地べたを這いずり回っていて、とてもつらいよ。」
かごの鳥は言いました。
「あなたは、あったかい人ね。」
カエルは言いました。
「きみはとってもかわいいよ。」
かごの鳥はびっくりしました。
飼われているとき、飼い主の家族は餌をときどき嫌そうにエサ箱にくれるだけだったからです。
かごの鳥と、カエルは並んでしばらく夜空を眺めていました。
夜空には、沢山のお星さまがまたたいていました。
「あそこに神さまがいるんだよ。」と、カエルは言いました。
かごの鳥は、部屋の窓のすき間からしか見えなかった、
ひろいひろい夜空とお星さまを、このカエルとふたりでまぶしく見つめていました。
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