にがくてあまい午後

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
もくじ  3kaku_s_L.png Morning Glory
もくじ  3kaku_s_L.png Black short short
もくじ  3kaku_s_L.png DOWN BEAT
もくじ  3kaku_s_L.png 刻印-sin-
もくじ  3kaku_s_L.png あとがき
もくじ  3kaku_s_L.png 現実の林檎
  ↑記事冒頭へ  
←回復    →明日
*Edit TB(-) | CO(-) 

にがくてあまい午後

ノイローゼ

その晩、パパは遅かった。・・・あたしは、佐藤さんの代理の上河さんが作ってくれた豆乳鍋をぐつぐつしながら待っていた。「すまんすまん」

「パパぁ」あたしは泣き声を出した。「もう就労いやだよ」

「どした?」

「ずっとずっとここにいたいよぉ。・・・引きこもっていたいよぉ。もう一般就労とか結婚とか、無理なこと押し付けられるのいやだよぉ」

「まぁ、落ち着いて」パパは言った。「誰がそういうこと言うんだ?」「先生とか支援所のスタッフとか佐藤さんとか」

「うーん」パパは帽子を脱いで言った。「少し距離を取ることだな」

「距離?」

「見合いする、って言って支援所は少し休みなさい。先生には、お薬の話だけしなさい」

「そうする・・・」あたしは鼻水をぐずぐずしながら言った。「それがいいよ」

「あのね」

「?」

「そういえばね・・・」あたしは書類の山をごちゃごちゃ探した。「これ、文学館で置いてあったチラシで見つけたの」

「アトリエ零?」

「うん。・・・障害者に、一般就労させるんじゃなくって、自主製作させたいんだって」

あたしとパパは、暫くそこの(アトリエ零の)HPを見てた。・・・障害者の皆の描いた絵で飾られたカレンダーが綺麗だった。

「敦美」

「ん?」

「ここに行けば仲間ができる」パパは静かに言った。

「そうかな・・・」

「今、支援所窮屈だろう?」

「うん」

「ちょっと遠いけどな」パパは言った。「年が明けたら行ってみなさい。それまでは休息だ」

「パパ」

「その就労ノイローゼを何とかしないとな」

">
関連記事
もくじ  3kaku_s_L.png Morning Glory
もくじ  3kaku_s_L.png Black short short
もくじ  3kaku_s_L.png DOWN BEAT
もくじ  3kaku_s_L.png 刻印-sin-
もくじ  3kaku_s_L.png あとがき
もくじ  3kaku_s_L.png 現実の林檎
  ↑記事冒頭へ  
←回復    →明日
*Edit TB(0) | CO(0)

~ Comment ~















管理者にだけ表示を許可する

~ Trackback ~


  ↑記事冒頭へ  
←回復    →明日

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。