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にがくてあまい午後

可能性

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一週間、たった。

小説のサークルの後に、皆がわざわざ小さな出版記念の飲み会を開いてくれた。最後に、ふと田万川さんが言った。

「今度、ちょっと離れた市内のギャラリーで、写真展と小説の朗読を一緒にしたいの」

「いいですね」

「難しいなあ、写真に合わせて書くのは」

「あら、敦美ちゃんショートショート得意じゃない」宝珠さんが言った。

(そうかな?)

次の昼、パパがチャイムを鳴らした。「どうしたの・・・」「今日、医者の日だろう?」

「・・・忘れてた」

「と、思ったんだ。たまには一緒に行って、外で飯でも食おう」

ガストで、黒カレーを食べながらパパはあたしにふと言った。「見合いの相手、会ったんだろう?」

「うん」

「職場にいる時間には、絶対向こうの携帯に電話しちゃいかんぞ」パパは言った。「ちゃんとした男は会社にいるとき、電話されるの一番嫌がるからな」

「わかった」

「イケメンな人なんだろ?」

「うん・・・十八年上だけど」

「敦美にはそのくらいがちょうどいい」

「そうだね」

「咳、もう出ないか?出ないみたいだな」

「パパお食後食べないの?」

「食べない」パパは言った。「今日は帰ってあったかくして寝なさい。・・・少しノイローゼ治ってきたようでよかった」

あたしは家に帰ると、田万川さんが取り寄せたパンフを広げた。市内のいろんなギャラリーが載ってるパンフレットだ。だけどお目当てはこないだのアトリエだった。

「アトリエ零。障碍者が、自主製作することをモットーにしています」

やっぱり、すごくよかった。・・・綺麗だった。自由自在に絵を描いてるのがつたわってくる。

可能性は。

自分で今日を生きることから拾ってくるものなのかも知れない。

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