にがくてあまい午後

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Morning Glory

その3

夏の、夜は短い。

浩司は早く板に出て来ないかな、って、待ってる内にすぐ午前1時になる。

「ローター買いましたぁ。疼かせてくれる人希望」

「レイコちゃん、こんばんは」

浩司だ!あたしは、素直に嬉しい。

「ローターに付属してる電池って、おもちゃだからね。すぐ、アルカリの新品に換えなきゃダメだよ」

「???」

「レイコちゃん。俺、今夜徹夜なの。・・・気が向いたら、xxxxxxx@bakano.ne.jpにメールして」

ついに来た!って、あたし思った。すぐに、チャットを切って、震える手でメルアドを携帯に入れた。

浩司って、どんな声してるんだろう。

どんな、メール送るんだろう。

あたしは、どきどきしながら、昨日のエロ写メと丁寧なメール送った。

「レイコです。こんばんは。・・・浩司さんですか?いつもありがとう。」

果たして、すぐメールは返って来た。

「はじめまして」

あたしは、嬉しかったけど、ちょっと微笑った。こうゆう付き合いで、「はじめまして」はないんじゃない?

「写メ、どうでしたか?」

「う~ん、君が送りたくなったらでいいんだけど」

あたしは、ちょっとがっかりした。

「色っぽくなかったですか?」

「う~ん、いやそんなことない。嬉しいよ。いやらしすぎだよね」

あたしは、ちょっとしょぼんとなった。

「いやなら、もう送らないけど・・・」

「いや、だってここでメール返って来なかったら悲しいじゃない?」

へ?

「俺、脅迫とか、交換条件みたいに写メ送らせるのいやなの。だから、レイコちゃんの自由でいいっていったの」

そういう、人もいるんだ、ってあたしは初めて知った。

「うん。・・・本当は、やっぱり恥ずかしいよ」

「でしょう?」

「でもさ。せっかく携帯通じたんだから、初ローターの手ほどきして欲しいよ」

「ええ?」

浩司は、か~な~り驚いたみたいだった。

「俺、ほかの奴らとかなりスタンス違うかも知れない・・・。女性のオナの、お手伝いをTELでしてあげた経験は、殆どないんだよ」

「いいからいいから」

「しょうがないねレイコちゃんは。TEL,0X0XXXXXXX9。」

あたしは、すぐに電話を非通知でかけた。

「こんばんわ」

「はじめまして」

2度目の、はじめましてだ。

「あはは」

「俺、なんかおかしい?」

「だって・・・挨拶するんだもん」

「俺、挨拶って大事だと思ってるからさ」

「もしかして、シャア専用携帯なの?」

「いや、違うよ。あれは、ソフトバンク」

「詳しいじゃん」

「俺、シャア本当に好きなの。だから、使いたくないの。・・・知ってるかな、シャア専用のザクは通常の3倍のスピードで動くんだよ。もし、あのシャア専用携帯、普通の3倍のスピードで動くんだったら買うんだけど」

あたしは、噴き出した。

「もしかして、オタクなの?」

「まぁ、そうだけど・・・」

「どーでもいいよ、はじめよう」

浩司の声は、人をいたぶってるのに、赤ちゃんをあやすように、優しかった。
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