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Morning Glory

その11

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それから。

日曜日には、定期的に浩司から「ご命令」が来るように、なった。

「こんばんは」

「こんばんは・・・」

「ふふ。今日はね・・・。レイコちゃんの部屋を、やらしくしてあげる」

「えっ・・・?」

「レイコちゃんの部屋は、もう檻なの。雌犬の檻」

「あ・・・」

「まだ、命令してないよ。とにかく、全裸になって」

「はい」

「そしたらね・・・。大好きな、四つん這いのポーズになって、乳首を床に摺りつけてごらん」

「あ・・・は・・・」

「何か、金属製のもの、ない?」

あたしは、あえぎながら答えた。「体重計なら、あるけど・・・」

「それに、乳首をなすりつけて」

「あっ・・・」あたしは、金属の、冷たい固い感触に、悶えた。

「体重計で感じてるレイコちゃん」

「あ・・・いや・・・」

「つぎはね・・・あそこを、ベッドサイドテーブルの角にね、こすって」

感じる。もう、打てない。

「次は、何がいいかな・・・。マニキュアの瓶あるかな?」

「あ・・・る・・・」

「10回だけ、出し入れを許すよ」

「あっ・・・あ、ああああ、あぁ」

「マニキュアの瓶で感じてる、いやらしいレイコ」

「いやぁ・・・あ・・・あ・・・」

「いや、じゃなくて、もっと、でしょ?」

「もっと・・・もっと・・・」

「今日は、これでお終い」

メールは、いつもこんな風にぷつっと切れる。

それ以来。あたしは、何となく変わり始めた。

まず。職場で、ぼんやりしていることが多くなった。

家では。よく、食べるようになった。

特に。引越しの時、一世一代の贅沢のつもりで買った、ホームベーカリーでパンを焼くことが多くなった。

浩司は、いつも言う。

「食事なんか、作りにこなくていいよ。俺、自分で作れるから」

でも、あたしは浩司のために、何かしたくなっていたのだ。・・・美味しいパンでも、疲れた時の一言でも、あげたくなっていたのだ。

どんな男と付き合っても、お湯のひとつも沸かさないあたしだったのに・・・。

だんだん、あたしは生き始めていたのだ。そう、自分でも気付かないうちに。

生きるって。

無理に誰かを愛する事じゃない。まず、誰かに愛される、求められることなのだ。・・・そうなのだ。あたしは、だんだん、女になり始めていたのだ。

忙しい日が、OLの勲章みたいに思っていたあたしが・・・。

日曜日の、午前0時が待ち遠しかった。

「レイコ」

「ん・・・?」

「だんだん、俺に流されることを覚えたね」

「うん」

「それで、いいのさ」

一方で、まだ生意気なあたしは思う。(・・・浩司は、シャアになった、つもりなのかなぁ。まぁ、いいや。)

「今日も、恥ずかしい命令して・・・」あたしは、甘える。

「困ったレイコちゃん。じゃ、サランラップ用意して」

「?」

「1mくらい出してね・・・。それを、左脚首に巻きつけるの。そして、背中にぐるっと回して、右脚首に」

「あ・・・」あたしは、見事にM字開脚になった。

「どお?」

「恥ずかしいよ・・・それに、きゅうくつ」

「でも、鏡で見てるんでしょう?」

その通りなのだ。・・・「あ。。。アソコが、丸見えだよ・・・ぁあ」

「そう、したかったんでしょう?」

「は・・・はい」

「いい子のレイコ。じゃね、それでオナして」

「はっ・・・はっ・・・はっ・・・」

「見れないのが、ちょっと悔しい」

「だって・・・」あたしは、泣きそうになりながらメールした。「こんなとこ、写メに撮れない」

「いずれ、撮りたくなるよ」

「ああっ・・・」あたしは、逝ってしまった。

「今日は、これでお終い」

あたしは、疲れた体を横たえて、眠りにつく。深い、短い眠りに。
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